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    執事長
    岡本 泉信 様

    本門佛立宗は、日蓮聖人を宗祖と仰ぐ南無妙法蓮華経の御題目を一心にお唱えする修行を根本としています。根本経典は法華経で28品の教えがあり、前半部(1~14品)を迹門(影)、後半部(15~28品)を本門(本体)としています。日蓮聖人が後半の本門の中でも15~22品までの末法の人を救う御題目が説かれている8品を独自の経典としたため、本門佛立宗と言われています。修行は御題目「南無妙法蓮華経」と繰り返しお唱えすることで御心と通い合い、目に見える形でご利益が顕れるとされています。各地の神社仏閣を巡る必要もなく、老若男女でもできる簡単な修行です。現在、寺院や別院は国内に約300ケ寺、海外ではアメリカ、ブラジル、オーストラリア、韓国、台湾にも拠点があり、社会全体の幸せを願って活動を展開しています。本門佛立宗の本山は京都にある「宥清寺」で、日蓮聖人の御尊像が祭られています。御尊像は本門佛立宗の教えの象徴であり、多くの信者から礼拝の対象とされ大事に保管されています。当御尊像を模して製作された御尊像が乗泉寺をはじめ、日本各地の寺院に収められています。阪神淡路大震災、東日本大震災といった震災で、震源地に近いお寺様から「御尊像が倒れた」「御尊像が移動した」といった連絡を数多く受けました。御尊像には日蓮聖人の御心が宿っており、いついかなる時もお守りしなければなりません。震災に備え建物自体の耐震補強を施した寺院もありましたが、乗泉寺では御尊像を祭っている本堂の改修工事にあわせ免震システムの導入を決定し、仏具店さんに発注しました。幸いにも仏具店さんでも免震システムの採用案を事前に考えていただいており、話しはスムースにまとまりました。業者の選定に当たっては、改修工事を行った建設会社さんからの紹介および信者さんの中から「THKはベアリングメーカーで信頼が置ける」といった声が寄せられ、THKの免震システムの導入に至りました。当初は祭壇全体への免震システムを設置しようと考えましたが、担当された営業さんからは御尊像の台座サイズに合わせたコンパクトな製作が可能であると聞き、また御尊像が木製で重量がないので鉄板をのせましょう等の助言を含め、真摯にご対応いただきました。乗泉寺には多くの信者さんがお祈りに来られ、またお寺で働くお坊さん方もたくさんいます。御尊像がTHKの免震システムで守られていると思うと、大変安心できます。一部のお寺では、既に御尊像への免震システム導入が予定されています。今後も全国、全世界のお寺に祭られている御尊像への、免震システムの設置が拡がっていく事を願っています。

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