復元された奈良大極殿を安全に、次世代に残すために。

大極殿正殿様

奈良・平城京は、西暦710年に藤原京から遷都された、日本で初めての大規模な国際首都です。現在、大極殿跡等を含む平城宮跡は公園化されていますが、国において復元工事が計画され、1998年に朱雀門が、次いで2010年には大極殿正殿の復元が完成しました。2010年は平城京が誕生してからちょうど1300年。平城宮跡を体験的に理解できる場として次代に引き継ごうと、平城宮跡を中心に「平城遷都1300年祭」も実施されています。この復元された第一次大極殿に、THKの免震装置が採用されています。復元原案のままでは今日の建築構造上の安全性が満たされないことから、実施設計で地震による揺れを最小限に軽減させる免震装置の導入が決定。建造物の下の基礎になる基壇部分には、リニアスライダー、積層ゴム、粘性体ダンパーの組み合わせからなる免震装置が挿入されています。復元建物と地盤を切り離す免震装置により、建物本体への構造補強を最小限に抑えることが可能となり、復元原案に近い形での施工を実現しました。

(THK CSRレポート 2010 より)

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