耐震・免震化でお堂を永世に引き継いでいく使命を全う

法華宗 大本山 本能寺様

能寺(本能寺)は、法華宗の大本山として、お堂やご本尊を間違いなく永世に引き継いでいくという使命を持っています。淡路島をはじめとして兵庫県にも50以上の末寺を抱えているのですが、阪神淡路大震災の折には本堂まで壊滅してしまったお寺もあり、本山としても災害の援助金、助成金等を通じて復興に努めるとともに災害対策を真剣に考え、やはり大きな地震からお堂やご本尊を守るためには「耐震診断による耐震改修対策」という結論に至りました。一方で、過去に7度の建て替えを行っているとはいえ、創建から600年になる建物は文化財としての価値も持っていますので、純粋な木造建築の中に金属の制震装置や免震装置を入れることには懸念の声も上がっていました。大災害への対処と文化財としての価値のどちらをとるかというのは、かなり難しい問題でしたが、さまざまな検証や議論をした結果、制震化や免震化によって文化財としての基準が損なわれることはないと分かり、平成20年に始まった創建600年記念の修理工事の一環として、耐震・免震化工事を行いました。本堂の建物全体には、THKさんのボールねじを利用したダンパー式の制震装置、またご本尊にはLMガイドを利用した免震装置が取り付けられています。本堂では、修学旅行生らを対象に最大500人に法話を行っていますが、今では安心して皆様方を招くことができています。

(THK CSRレポート 2013 より)

京都府 京都市
法華宗 大本山 本能
左:貫首 菅原 日桑様
右:執事長 赤田 泰宏様
能寺全景
床下と屋根裏に制震装置、本堂内須弥壇に免震装置を採用

このページの先頭へ