安全なフライトに必要な免震システム

日本航空 株式会社様

重要なデータを守る立場からすると、建物は耐震化をすれば倒れなくなるのだろうと思いますが、その中に置いてあるサーバー等の機器は、建物が被災しなくても、あるいは上から物が落ちる等の物理的な原因がなくても、地震の揺れによってハードディスクが壊れ、使えなくなってしまうことが何よりも心配です。ましてやサーバーが転倒しシステムダウンしたときの機会損失を考えると、なるべく効果の高い方法でリスク回避をする必要があると考えていました。日本航空では、安全なフライトを支える運航システム、空港でのチェックインシステム、Webサイトからの予約システム等、さまざまな情報をデータセンターのサーバーで管理しています。2011年の3月11日に、未曽有と言われるほどの大地震が起きたわけですが、THKさんの免震システムを導入していたこともあり、これらのシステムにはまったく地震の影響が出ませんでした。地震当日は、羽田や成田等の空港が閉鎖されてしまいましたので、多くの飛行機が飛べない状況にありましたが、サーバーが止まってしまうと震災とは全く関係ない地域のフライトや運航再開にも影響が出ますから、データセンターが生きていたことは、当社の業務に取って非常に大きなことでした。データセンターに免震システムを導入しようと考えたのは、阪神大震災の直後からです。センターの分散化等さまざまな選択肢があったのですが、まずは、最小の投資で一定の効果を見込める免震システムを導入することにしました。当初は他社の免震装置を採用していたのですが、免震効果が得られない事例があったと聞き、THKさんの上下プレートが外れない構造の免震システムを改めて導入することにいたしました。免震システムを選んだことは東日本大震災を経験して、コスト的にもリスク回避としても極めて堅実的な策だったと満足しています。

(THK CSRレポート 2011 より)

JAL免震サーバー

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