「運慶」作の重要文化財。大地震でも仏様はいつでも無事であるように。

天守君山 願成就院様

ここ「伊豆の国市」の「願成就院」には、鎌倉時代に活躍した仏師・運慶の壮年期35才頃の真作である5体の仏像が安置されています。阿弥陀如来坐像をはじめ、いずれも国の重要文化財に指定された仏像なので、巨大地震が起きたときに仏様をきちんと守れるのかと気になっていました。仏像には台座と結合するためのホゾがあり、倒れない工夫はされていますが、それだけでは不安で檀家の方々と共に一層の安心を求め、守る為の検討をしていました。当初仏像の美術品的価値から収蔵庫でがっちり守ることを想定していましたが、収蔵庫になると中で灯明もつけられず、線香もあげることができません。そんな中ある設計会社を通じてTHKの免震システムの提案を受け、免震効果の映像を拝見し、タイミング良く静岡の「住まい博」にて免震体験車に乗りましたが、仏様の倒壊はこの免震で切り抜けられると思い、御堂と須弥壇といわれる台の部分を鉄骨・鉄板で耐震補強してから仏様の下に免震装置を取り付けることにしました。駿河湾地震の時はまだ基礎工事中で免震を取り付けていませんでしたが、幸いこちらの震度は小さなもので被害はありませんでした。現在は免震装置の設置も終了したので、安心しています。

(THK CSRレポート 2010 より)

天守君山 願成就院
住職
小崎 祥道様

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